Codexで週次レポートを作る練習:架空CSVを集計し、正解表で検算する
マーケティング担当者向けの無料演習。14行の架空CSVを使い、期間・合計・CVRの分母・前週比を確認します。練習データと正解CSV付き。
完成した文章より、数字の根拠を確かめる
「今週は好調です」という文章だけでは、集計が正しいか分かりません。この練習ではCodexにCSV集計のコードと短い報告文を作ってもらい、正解表と照合します。データは架空の教材で、広告運用や受講者の実績ではありません。
Codex CLIは、作業フォルダのファイルを読み、コードの編集やコマンド実行を行う道具です。ログイン済みのCodexとPython 3を用意し、練習フォルダにmarketing-practice.csvだけを置きます。正解CSVは、回答を作った後に開いてください。
集計する前に、列と期間を決める
CSVは14行です。dateは日付、channelは流入元、sessionsはセッション数、contactsは問い合わせ受付件数、cost_jpyはこの演習で設定した費用(円)です。問い合わせは1セッションにつき最大1件とし、流入元は重複しない前提です。人件費や売上は含みません。
今週は2026年9月28日〜10月4日、前週は9月21日〜27日。両端の日付を含めます。この教材は記載日の行だけを集計します。実務で日付が抜けていたら、ゼロ扱いする前に確認してください。
Codexへ渡す依頼文
ターミナルで練習フォルダを開いてcodexを起動し、次の内容を渡します。実行前に対象ファイルとコードを確認します。元CSVを残し、結果は別ファイルへ出す依頼です。
marketing-practice.csvは架空の練習データです。元CSVは変更せず、外部通信と追加インストールは行わないでください。
Python標準ライブラリで、9/21〜9/27と9/28〜10/4を別々に集計するコードを作成・実行してください。日付は両端を含めます。
流入元別と全体のsessions、contacts、cost_jpyを合計し、CVRはcontacts合計÷sessions合計×100で求めてください。行ごとの率を平均しないでください。分母が0なら未定義とし、表示だけ小数第2位に丸めます。
重複するdate・channel、欠損、不正な数値があれば止めて報告してください。
週別の表をsummary.csvへ、前週との差と、データだけでは分からないことをreport.mdへ書いてください。計算式と実行したコマンドも示してください。正解表と、合計・分母を照合する
今週の正解は次のとおりです。全体は37÷900×100=4.11%。search・social・emailのCVRを単純平均すると約5.56%になり、全体の率とは一致しません。referralは0÷0なので、0%ではなく未定義です。
| 今週の流入元 | sessions | contacts | cost_jpy | CVR |
|---|---|---|---|---|
| search | 600 | 22 | 28,000 | 3.67% |
| social | 200 | 4 | 10,000 | 2.00% |
| 100 | 11 | 0 | 11.00% | |
| referral | 0 | 0 | 0 | 未定義 |
| 全体 | 900 | 37 | 38,000 | 4.11% |
前週との違いと、言い切れないことを分ける
前週は700セッション、問い合わせ17件、費用25,000円、CVR2.43%です。問い合わせは20件増、前週比117.65%増。CVRは約1.68ポイント上昇しています。1.68%増と書くと別の意味になるので、単位まで確認しましょう。
「問い合わせが17件から37件へ増えた」は観測値です。一方、「広告を改善したから増えた」は、このCSVだけでは分かりません。広告内容や顧客構成は記録されていないためです。報告文では観測、考えられる理由、追加で調べたい情報を分けます。
- 日付の範囲、対象行、流入元の合計が正解CSVと一致しているか。
- 率を合計値から計算し、丸める前の値で前週との差を出しているか。
- 未定義を0%へ置き換えず、増加の原因を断定していないか。
答えが違ったときの直し方
合計が違えば期間と対象行、合計は同じで率だけ違えば分母と平均方法を確認します。「正解へ合わせて」だけでなく、違っていた条件をCodexへ伝え、再実行した結果と修正したコードを残しましょう。
教材の正解値は2026年10月6日にPython 3.9.6で検算しました。Codexの回答は実行ごとに異なるため、正解表で確認してください。リアルタイムAIスクールでは受講を受け付けています。業務に合わせて学ぶ内容と受講条件は、スクールの案内をご覧ください。
出典と確認日
- OpenAI:Codex CLI(確認日:2026-10-06)
フォルダでcodexを起動する手順と、ファイル編集・コマンド実行の基本機能。練習成果やモデル性能の保証には使わない。 - Python公式:csvモジュール(確認日:2026-10-06)
標準ライブラリcsvで表を読み取れること。教材の具体的な合計値は同梱の架空データとローカル検算で確認。